【簡単】Raspberry PiでJR風発車メロディー装置を作ろう!【高校生でもできる】
こんにちはときえのきです。
今回は、私が高校生の時に作った発車メロディー装置をオープンソース化したので、紹介していきます。
Raspberry Piを使って制御します。といってもそんなに難しいことはしないです。
Githubのリポジトリはここです。
https://github.com/jikantoki/jr_hassha
目次
完成イメージ
これの左側のスイッチのONを押すと音が鳴り、OFFを押すと音が消えて音声アナウンスが再生されます。
即切りや打ち返しにも対応していますが、10回に一度くらいの確率で音が乱れます。安定版ではないです。
ちなみにこのLEDパネルの作り方に関しては、別の記事で解説しようと思っています。
用意するもの
必須なもの
部品名 | 購入場所 | 値段 |
---|---|---|
Raspberry Pi(なんでもいい) | Amazon、千石、マルツ等 | 1000~4000円 |
Micro USB 3.0A出力ACアダプタ | 千石 | 1000円 |
Micro SDカード32GB以上 | あきばお~ | 600円 |
春日電機 動力用開閉器 BSW215B3 | Amazon、東京ラジオデパート | 4000円程度 |
導線(1m以上) | Amazon、千石、秋月等 | 100円 |
紙ヤスリ | Amazon | 100円 |
ハンダ・ハンダごて | Amazon、千石等 | 1000~3000円 |
スピーカー | Amazon、ヨドバシ等 | 500~1000円 |
あるといいもの
部品名 | 購入場所 | 値段 |
---|---|---|
Raspberry Piケース | 千石、マルツ等 | 1000円程度 |
ブレッドボード | 千石、マルツ等 | 500~1000円 |
ジャンパケーブル・リボンケーブル | Amazon、マルツ等 | 1000~2000円 |
電動ドライバ | Amazon | 2000~3000円 |
こんな感じですかね。高校生のバイト代で変える程度です。中学生じゃきついかな。
作り方
ラズパイのセットアップ方法は他の記事を見ればできるので、ここでは省略します。
あと、この記事では省略するもののSSHを有効化、IPアドレスを固定することでWindowsから遠隔操作ができます。基本的に私はこれでラズパイに操作しています。
ソフトウェア編
Raspberry Piで次のコードを実行してください。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install mpd mpc pulseaudio pulseaudio-utils
git clone https://github.com/jikantoki/jr_hassha.git
cd ./jr_hassha
chmod +x ./hassha.sh
私の作ったクソザコプログラムがダウンロードされます。ちなみにPulseaudioというやつがないと正常に動作しません。ラズパイ起動時に自動的にこいつも起動するようにしといてください。
これでインストールは完了しました。が、このプログラムにはサウンドが登録されていません。
自前で音声ファイルを見つけ、ラズパイに転送する必要があります。
必要なファイルは、以下の二つです。
- 発車メロディーファイル
JR-SHでもテイチクでもナンでもいいです。駅に録音しに行ってもいいし、配布しているサイトがあればそこからダウンロードするのも良いでしょう。
ちなみにこのプログラム、音の出るタイミングに結構シビアです。録音にしろダウンロードにしろ、音源を再生し始めてから0.3~0.5秒くらいの場所で音が鳴り、メロディーが最後までなり切ったら即再生も終了するように前後の長さを調節してください。 - アナウンスファイル
「n番線、ドアが閉まります」のファイルです。主は宇都宮型ATOSの音源を使用しています。こちらも、上記と同じ方法でカットしてください。
対応しているファイル形式は*.wavのみとなります。mp3やmidiなどは再生できないので、注意してください。
これらのファイルを用意できたら、ラズパイの「~/jr_hassha/」以下に配置します。ここである必要は特にありませんが、ファイルの管理が楽になる気がします。
私はhassha.shと同じディレクトリに配置しています。
ハードウェア編
次に、部品をセットアップします。
購入したスイッチを開き(ドライバで分解できます)、その中にある一見意味のなさそうなネジに導線を巻きます。
プラス側とマイナス側、それぞれ別の導線で一か所ずつやってください。
発車メロディスイッチには上に一か所、下に二か所穴が開いているので好きなところから導線の反対側を出しておき、ドライバを使用してスイッチを基の状態に戻します。
そうしたら、あとは実行するだけです。いや~、簡単ですね。
以下のコードを実行します。
./hassha.sh 発車メロディーファイル.wav 戸閉アナウンス.wav
ファイル名は適時置き換えてください。(例: ./hassha.sh susukinokogen.wav 1.wav など)
ちなみに.shや.wav同士の間には半角スペースが入っています。
実際に動いている映像
ONを押すとメロディーが流れ、2コーラス目以降もそのままループ再生されます。OFFを押すと音が止まり、戸閉アナウンスが流れます。本当にそれだけ。
はい。とっても簡単でした。
皆様も家に余っているラズパイがあると思います。是非パクってみてはいかがでしょうか?
この記事をパクってあなたもオタク界隈で人気者になろう!
最後に
いかがでしたか?
ときえのきはこれからも日々テキトーにゆるーくブログを書いていくのでよろしくお願いします!