【安いけど…】Raspberry Pi 3A+は買うな【使って分かった】

こんにちはときえのきです。
今回は、私の失敗談を話します。
目次
全ての始まりは秋葉原から
やはりラズパイの話をするのならここからですかね。
いつもの如く秋葉原を歩いていたら偶然にもGoogle Nestが視野に入ってしまい、そこで6000円くらい払えば購入もできたのですが自作したいなーってなっちゃったんですよね。
折角なのでUIはWordPressで自分で構築しよう!みたいに思ってそれと同時に二台目のラズパイも欲しかったので、すぐ近くにあった千石電商でラズパイを物色。
それにしてもラズパイの値段も上がりましたね、メモリが4GBだったりType-Cが搭載されているRaspberry Pi4が店いっぱいに並べてありましたがあくまでLinux互換のマイコン程度のモノなので一万円弱も払いたくなく、その横にある古いラズパイの方にも目を通しました。
すると、お目当てのモノがありましたありましたRaspberry Pi 3B+です。そうです最初は3B+を買おうと思ったのです。
ですが残念なことにその横にも目がいってしまいました。なにこれ安すぎ。米倉涼子さんもビックリすることでしょう。
ナンとラズパイが新品4500円で変えるじゃないですか。
※千石電商でナンは購入できませんでした
これを見てしまった私は中身をよく確認せずに衝動買い。ちなみにこれで買ったものが今回紹介する問題児、Raspberry Pi 3A+です。
外見のみ確認してから購入しましたがRaspberry Pi 3B+よりサイズが小さく、USB端子がBモデルは4つある所今回買ったAモデルはたったの一つ。有線LANも使えませんが、今のところそれは問題ではないと判断して購入しました。
これで気分ウッキウキで帰宅しいざラズパイを開封!OSをフラッシュしたSDカードを刺して初期設定をしている時に悲劇は起こりました…
ちなみに他にもいろいろなものを買いました!他商品の紹介はこちら
システムを停止させる怖いプリインソフト
家でラズパイのセットアップをする時に、私はちょこちょこネットサーフィンをしたり名前が出てこないアプリパッケージを探すためにブラウザを使うんですよね。ちなみにSSHの有効化とかIPアドレスの固定はしていない初期状態なのでラズパイ側にディスプレイも接続してあります。
なので当然ですがラズパイ側の標準ブラウザであるChromiumを利用してネットサーフィンを行おうと思っていましたが、ここで問題発生。
なんとChromiumを立ち上げた瞬間、ラズパイの動作が不安定になったり画面に謎の図形が出てきたりして、最終的に完全にフリーズしてしまい10分くらい待っても治らなくなってしまいました…
仕方がないので電源を切断して強制再起動しました。だってマウスもキーボードも反応しないんだもん。
こいつの原因は簡単です。
ナンとラズパイ3A+のメモリは512MBしかないんです。
インドのナン!!!
これはもうあれですよね、米倉涼子さん呼びますね。
日本のスマホ代は高すぎる!
じゃなかった。
ラズパイ3A+のメモリは少なすぎる!
事実、82.9%の人が増やしてほしいと思ってる!
きっと思っています。当然です。メモリが512MBはいくらIoT用途だからと言って少ないです。
特にグラフィックに割り当てる余裕が全くないせいでグラフィック性能をそこそこ必要とするChromiumさんには手を焼きます。

このタイミングでRaspberry Pi 3A+と3B+の違いについてテーブル形式でまとめておきます。
部品名 | Raspberry Pi 2B | Raspberry Pi 3A+ | Raspberry Pi 3B+ | Raspberry Pi 4B |
---|---|---|---|---|
CPU | Cortex-A7 32bit 0.9GHz | Cortex-A53 64bit 1.4 GHz | Cortex-A53 64bit 1.4 GHz | Cortex-A72 64bit 1.5GHz |
メモリ | 1GB | 0.5GB | 1GB | 1GB/2GB/4GB |
有線LAN | 有(100Mbps) | 無 | 有(300Mbps) | 有(1000Mbps) |
無線LAN | 無 | 有 | 有 | 有 |
USB端子 | 4 | 1 | 4 | 4(2つはUSB3.0) |
給電方式 | Micro USB | Micro USB | Micro USB | USB Type C |
HDMI | 標準 | 標準 | 標準 | Mini HDMI x2 |
対処法
ここまでさんざん悪口を言ってきたRaspberry Pi 3A+ですが、なんと対処法もしっかりとあります!
メモリ不足ってどうやって治すん?ハンダかな?wって言われそうですが、結構簡単にできます。
わかりやすく言えば、SDカードのスワップ領域を拡大します。
やり方は本当の本当に簡単です。
以下のコードを実行してください。
sudo nano /etc/dphys-swapfile
このコマンドを実行したらnanoというテキストエディタが起動するので、以下の文字列をファイルの一番下に追加してください。
CONF_SWAPSIZE=1024 #1024は任意の大きさに変えてください多い方がいいです
そうしたらCtrl+Oからのエンターでファイルを保存し、Ctrl+Xで閉じます。
この後に再起動すると、スワップ領域(仮のメモリみたいなやつ)が拡張されて結構Raspberry Pi自体の動作も安定します。

ちなみに他の問題点もあった
他にも細かい問題点はありましたが恐らくRaspberry Pi側のバグではないのと、記事量的に他の投稿に分けました。
こちらを見てください。
まあ今回はそんなところですかね。対処法もしっかり書いたのでそこまで大きい問題ではないってことで!
最後に
いかがでしたか?
ときえのきはこれからも日々テキトーにゆるーくブログを書いていくのでよろしくお願いします!
1件の返信
raspberry piCM3やraspberry piCM4のemmc搭載してるやつでもメモリ増やせますか?