【20年前の軽の高級車】スズキ セルボは男のロマンを叶えてくれる1台!装備やグレードを紹介

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【20年前の軽の高級車】スズキ セルボは男のロマンを叶えてくれる1台!装備やグレードを紹介

こんにちはときえのきです。

今回はスズキの隠れた名車、5代目セルボ(HG21S)について紹介します。
実際に買ってみて1年で4万キロ走った私が、20年前の軽自動車とは思えない豪華装備、乗り心地について詳しく語っていくので、是非よろしくお願いします!

※ちなみにこの車の整備記録、カスタム記録についてはこちらをご覧ください!

概要

まず、全グレードで共通の仕様について書いていきます。

車名セルボ
メーカースズキ
型式HG21S
乗車定員4名
排気量660cc
発売時期2006~2009年
エンジンK6A
全高1535mm
カタログ燃費21km/L
実燃費12km/Lくらい
電動格納ミラー
オートライトオプションであるらしい
セキュリティアラーム
リアスモークガラス
スマートキー

ここだけ見ると、ぶっちゃけ当時のアルトやワゴンRと同じ仕様です。
2025年現在、中古で買うと10~20万くらいで手に入ります。
ですが、細かいところでしっかりと差別化が図られており、個人的には後継車が出てきても良かったのにと思っています。

アイドリングストップやら自動ブレーキやらは、時代が時代なのでオプションでも付いていません。
クルコンはSRグレードのみ電子スロットルなので、社外で付けられない訳ではない。

セルボのちょっと凄いポイントとして、一番下のグレードでもリアスモだったりスマートキーが標準装備です。一応それなりにUVカットもしてくれますが、エアコンが当時ものなので夏は暑い。


グレードの違い

セルボに限らず、当時のスズキは1車種につき多様なグレードを用意していました。
そしてセルボのグレードは、全部で5個です!サクっと比較表を出していきますね!

NAマイルドターボ直噴ターボ
ナマポグレードGT該当なし
上級グレードG LimitedTXSR

超ざっくり言うとこういう感じです。
ちなみに、マイルドターボはこの時代のスズキ車のお家芸で、実際に乗っていますがそこそこ速いです。まあ公道で2人以下で走る分には文句はない。4人乗ると加速しません。
詳しくは、以下の表のとおりです。

グレードGG LimitedTTXSR
オートエアコン
フォグランプ
フルエアロ
リアスポイラー
過給機MターボMターボターボ
ダイレクト・インジェクション
馬力54馬力54馬力60馬力60馬力64馬力
変速機構4AT4AT4AT4ATCVT
マニュアルモード4速4速7速
プロジェクターHIDヘッドライト
車重(FF)790kg790kg810kg810kg820kg
車重(4WD)840kg840kg860kg860kg870kg
スピーカー数2不明266
ABSオプションオプション

前期型、後期型の違い

ここでは1~3型を前期、4型を後期として扱います。
まず、全グレード共通で、フロントデザインが新しくなりました。
ただ、個人的には前期型の方がかっこいいです(笑)
そして、黒内装なのに何故かオーディオガーニッシュが黒から銀に変わったそうです。
前期型はシートが黒と青のツートンカラーでしたが、後期型はグレーと黒のツートンになり、これはオシャレだと思います。

そしてTグレードは廃止され、TXとSRに関してはハンドルにステアリングリモコン(オーディオスイッチ)が装備されました!
しかもリアシートが若干リクライニングできるようになり、これはめちゃくちゃデカい改善点だと思います。(これもターボ車に限る)
前期型はリアシートが全く動かせない仕様なので、ぶっちゃけ後ろに乗るのはきついです。

ちなみに、後期型にマイナーチェンジされた半年後に廃盤になったので、後期型は全然出回っていません。(前期型も2年ちょっとしかないけどね!)


エクステリアデザイン

外観は時代のトレンドを逆行する、全高を低く抑えてスポーティーさを演出したデザインです。
昨今流行りの軽自動車はどれも箱型、箱型、箱型…あなたは就活生なんですか?と言わんばかりに同じデザインのものが売れまくっていて、呆れてきますね。(思想が強い)

ちなみにグレードはTですが、SR仕様のプロジェクターヘッドライトと、TX仕様のフォグランプを後付けしています。
あと純正は13インチ鉄チンホイールだった気がするのですが、アプガレで買った15インチアルミを付けています。
また、この時代のターボ車なのでフロントグリルのメッキ部分に穴が開いています。

ライト点灯状態

ヘッドライトを付けたらカメラ映りめっちゃ悪かったので、ポジションで失礼します。
ちなみにフォグ以外は全部LEDにしてあるので、若干色味は純正とは違うかも?
とりあえず、そこらの積載性とか居住性を考えてデザインを犠牲にした車よりはかっこいいです。(チクチク言葉)

ちなみにTグレード純正のリフレクター式ヘッドライトだと、こんな感じ。

フォグがないのはまだいいとして、ヘッドライトはハイロー切り替え式のH4ハロゲンです。
しかも当時の車なので、ポジションだけ点灯時が死ぬほどダサい。
とはいえ、当時にしてはよくできたデザインだと思っています。


インテリアデザイン

前期型Tグレードで、シフトノブとハンドルカバー以外は純正です。
上級グレードだと、本革巻きステアリングになるらしいがウレタンでも特に不満はないです。

そして!!!一番うれしいのがガチャガチャゲートシフト&手引きサイド!!!
左足を伸ばしてくつろげるし、何も考えずにシフトを操作するとLレンジに入り、戻そうとするとNレンジに入るような欠陥品ではありません!!!(思想強い)
シフトパターンは、上からPRNDM(マニュアルモード)の配置です。
NAモデルになると、上からPRND321になるらしい。
純正オーディオはCDとラジオ(FM/AM)が聞けるのと、Bluetoothで通話だけできます。(音楽の再生はできない)
ダイヤルを回すとイコライザも調整できます。
ちなみにちょっと小細工すると、ここにAUX配線を追加できます。

ハンドルは上下のみ調整可能で、前後は動きません。これはまあしゃーないね。

サンバイザーは運転席のみミラー付きで、ライトは付いていません。また、ルームランプが前にしかないのがたまに不便。
あとあと強いて言えば、メーターの光はナマポオレンジではなく、白に光ればもっと高級感あるのになぁ…

カーナビ、ステリモ取り付け後(純正オプションでもあったはず)

後期型のステアリング、ステリモ、そしてカーナビを取り付けた状態です。
これだけでも結構近代的になりますよね!ちなみにこの時には、シフトノブは純正のやつに戻っています。

シート

前期型の、ちょっと青いシートです。
一応セミバケシートで、割と長時間乗っても疲れないです。さすがスペシャリティカーだけあるね!
2席ともフルリクライニング可能で、運転席のみ高さも変えられます。(あの機能の名前なんて言うの)
もちろん前後にスライドもでき、一番後ろにすると私はヒザを伸ばせます。

リアシートとくっつけることができ、理論上は睡眠可能です。(寝れるとは言ってない)
ちなみにリアシートは完全にベンチシートで、座り心地もそんな良くない。オマケにリクライニングも、前後スライドもできません。
助手席で普通にシート位置を調整すると後ろの人のヒザに常に椅子が当たり、なんか気になります。
しかも乗り心地も後ろはまあまあなので、長距離乗るもんではないです。(前はめっちゃいいのに)
あと、後ろ用のドリンクホルダーはサイドブレーキの後ろしかないので、ドアは全く物が入らないです。フロントドアも書類しか入りません。


乗り心地(走行インプレッション)

加速感

マイルドターボ仕様しか乗ったことがないので、マイルドターボで乗ってみての感想になります。
噂によるとターボ圧は0.5までかかるとの事なので、NA換算だと理論値900cc~1Lくらいのパワーがあるはず。
それを踏まえて乗っていますが、正直レンタカーのソリオよりは速いと思います。
こっちは4ATであっちはCVTですが、それでもセルボの方が速くないか???
同時期のワゴンR(同じマイルドターボ、MH21S)との比較だと加速に関してはわかる違いはありませんでした。

さすがに1.5Lクラスやハイブリッド車に乗った後だと、なんか遅いなーって思うけど妥協のレベル。

リミッターは140km/hでかかりますが、ベタ踏みすると結構すぐにリミッターまでいけます。解除したら150km/h以上は出るんちゃうかな。

高速道路の合流や追い越しも2人乗車なら問題なし。4人だとちょっと頑張れって感じ。

巡行時

40km/hや60km/hでの巡行は、感想を言うまでもなく余裕です。
100km/h巡行でも、3000~3500rpmくらいでいけるのでさすがは4ATと言ったところ。
私のセルボは14万キロ走ってサスが死んでいますが、それでも疲れる感じはしません。

但しリアシート、お前はダメだ(笑)

マニュアルモードの使い心地(4ATの場合)

マニュアルモードは、シフトアップとシフトダウンがマツダ車と逆向きになっているので、慣れるまで注意が必要です。(これを入れ替えるカスタムは簡単にできるが、自分は慣れてしまって変えられなくなった)
2速で80km/h、3速で120km/hくらいまでは引っ張れます。
というか、3速までは同じK6Aエンジンの3AT車と同じ変則比だったはずなので、それなりに引っ張れる。

唯一許せないのは、1速と2速に関しては自動で行ったり来たりします。Mモードを使おうと固定できません。
クリープでノロノロ進みたくても、ブレーキから足を離すと20km/hまで勝手に出ます。乗って一年経つけどいまだに許せない部分。
NAモデルであればそもそもMモードがなくLレンジがあるので、1速に固定できるはず。後期型やCVTモデルで改善されてるかは不明。

現行スズキ車(もちろんCVT)のマニュアルモードも1速にはなかなか入らない制御なので、あまり期待できませんね。

マイルドターボってどんな感じ?

うちのセルボはマイルドターボ車なので、60馬力しかありません。
ただ、これが悪いかというとそんなこともなく、特段不便なく加速します。これが今流行りのスーパーハイトワゴンとかだったらきついでしょう。
ただ、納車したとき(走行距離98,000km)は文字通りマイルドなターボがかかっていましたが、14万キロ走った今はドッカンターボになってしまいました。まあ、面白いのでヨシ!

スピーカーの音質

Tグレードの場合、運転席と助手席の2スピーカーです。
まあ音質は良くも悪くもないし、車両の価格を考えたらむしろいい方です。
最大音量がもっと大きければ良かったのですが、多分自分が求めすぎなだけです。

純正リアスピーカーとツイーターを後付けして6スピーカー化したところ、音に立体感が出た気はしますが感想は変わらずです。


セルボのココがいい!

最後にまとめとして、セルボに乗ってみて良かった部分と悪かった部分をリストアップしておきます。

  • 全高が低い
  • 車重が軽い
  • デザインがとにかくいい
  • フロントガラスが寝ていてスポーティー
  • プロジェクターヘッドライト、フォグランプを後付け可能
  • ガチャガチャゲートシフト&手引きサイド
  • K6Aなので他車種のカスタムが大体流用できる
  • エンジンの振動が車内に来ず、疲れにくい
  • 前シートの座り心地が軽自動車にしては良い
  • グレード関係なく黒内装で、カスタム感がある
  • 他の人と被らない

セルボのココがダメ!

  • ターボ車の場合、1速でノロノロ進めず2速に勝手になってしまう
  • Aピラーが太く、斜め前の死角が大きい
  • アフターパーツどころか純正パーツすら全然出回っていない
  • そのくせ店にパーツ持ち込むと買い取り拒否される
  • リアシートの居住性が終わっている
  • ドリンクホルダーが少ない
  • スマホを固定する場所が限られている

では、またお会いしましょう!
何かあればコメントお願いします!

 

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